2008年1月18日

今日も1月というのに、ミュンヘンは春のような暖かさでした。私の知り合いのドイツ人には「地球温暖化なんてうそだ」と今も言い張る人がいますが、昨年の冬の平均気温が、ドイツの観測史上最高だったことなどを考えると、やはり異変が起きているような気がいたします。これは素人の感覚だけではなく、多くの科学者の見解でもあるのですが。

去年8月にドイツのIKB産業銀行が経営難に陥ったことをきっかけに、ヨーロッパでも問題化し始めたサブプライム危機ですが、UBS、シティーグループ、メリルリンチなどが軒並み証券化されたサブプライム・ローン投資によって巨額の損失を出しています。

米国政府は、ついに今日景気浮揚策を発表せざるを得なくなりました。それほどに米国で吹き荒れているサブプライム旋風の勢いが激しいのです。

世界経済全体が、今年から来年にかけてこの危機の影響を受けることは必至といえるでしょう。

金融界は、ほんとうに一寸先は闇の世界です。